「と、とととと、とりあえず、お母ちゃんとマネージャーに結婚相手みつけたって連絡して、それから、式場と、ゆ、指輪、」
「……………うるさい」
ヒエッ。ま、ままままだ心の準備があ!!
「!!!」
腕を強く引かれ、ぐらりと身体が傾く。オーバーサイズとはいっても、Tシャツ一枚しか着てないもんだから、後ろから見た私はケツを突き出したパンツ丸見えのなんとも恥ずかしい姿だ。痴女か。
「んぁ、」
ぱちり。薄い目蓋のなかに、今まで巧妙に隠されていた珍しい色。
日本人が持ち得るには希少な、プラチナヘーゼルの美しい双眸がゆらゆらと揺らめく。たっぷりと水分を含んだそれは、未開の地の神秘的な泉の水面のようだった。え、てか狡くない?



