迷って、迷った挙句、口にしたのは細かく刻んだ紫蘇と梅を混ぜたご飯。この梅は亜未夏さんの母親が毎年作っては送ってきてくれる特製のものらしい。確かに店で買う梅干しとは塩っ辛さが違う。
「えーっと、壁ってのはオリが作ってるんじゃなくて?」
「なんで俺がそんなもん作るんだよ」
「でっすよねー!いや、でもあの亜未夏さんでしょ?俺には壁どころか他人とも呼べないような間柄に見えちゃったけどお……」
消え入りそうな語尾を誤魔化すように、七生はケチャップとマスタードがたっぷりと乗ったアメリカンドッグにかぶりつく。
「なんか、切欠とかなかったん?」
もぐもぐと忙しなく上下する頬はハムスターみたいに丸っと膨らんでいて、衝動的に指を突き刺してやりたくなった。しないけど。
「えーっと、壁ってのはオリが作ってるんじゃなくて?」
「なんで俺がそんなもん作るんだよ」
「でっすよねー!いや、でもあの亜未夏さんでしょ?俺には壁どころか他人とも呼べないような間柄に見えちゃったけどお……」
消え入りそうな語尾を誤魔化すように、七生はケチャップとマスタードがたっぷりと乗ったアメリカンドッグにかぶりつく。
「なんか、切欠とかなかったん?」
もぐもぐと忙しなく上下する頬はハムスターみたいに丸っと膨らんでいて、衝動的に指を突き刺してやりたくなった。しないけど。



