ヒラヒラのスカートはいつもより丈が短くて羽花の白くて綺麗な足が他の男どもに見られちまったじゃねえか。


 すっぴんでも可愛いのに今日はメイクをしてもらったと嬉しそうに話す羽花。パッチリとした瞳にぷるんぷるな唇……こんな羽花見たらずっとキスしたくて耐えてる俺には拷問すぎた。なんで俺の彼女はこんなに可愛いんだ? 本当は今すぐここから連れ出してすぐにあの柔らかい唇に喰らいつきたい。


(あ〜またあの男どもが羽花の事鼻の下伸ばして見てんじゃねぇかよ。目ン玉くりにいてやりてぇな。羽花は元がいいんだよ、今更羽花の可愛さに気づくとかおせぇんだよ)


「雷斗、すんげぇ顔似出てるよ。殺人犯みたいな顔になってるから。でもまぁ、羽花ちん可愛くなっちゃって、雷斗もうかうかしてらんないね〜」


「だよな、既に一人害虫がいたし。本当羽花が可愛すぎて辛いわ」


「溺愛すっご」


「うるさいよ」


 でも凰太のいう通りだ。俺、自分で思っている以上に羽花こと好きなんだと思う。彼女の一言、一言、ちょっとした変化、色んな表情に一喜一憂されている自分が居る。