国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜

「す、好きなのか? アイツのこと」


「う、うん。好き。」


(自覚したばっかりだけど)


 翔ちゃんはなんだか思い詰めたような暗い顔。そりゃそうだよね、今まで人と関わることを避けてきた私が急に好きな人できたとか信じがたいよね……


「そっか……じゃあ俺も学校で羽花に話しかけても大丈夫だよな?」


「そ、それは翔ちゃんが大丈夫ならいいけど……でも私なんかと話してたらまた翔ちゃんが女の子たちに色々言われちゃうかもよ……翔ちゃん人気者だし、ブスと話してるとかさ……私はいいけど翔ちゃんが嫌な気持にならない?」


「羽花は小学生のころからブスなんかじゃないし、クラスの皆とも話せてるんだろ? なら俺も大丈夫だろ。もしなにか言われても今度こそは俺が羽花を守るから」


 翔ちゃんは小学生の頃のことをきにしているのか、本当に責任感の強い男の子だ。幼馴染だからといってここまで翔ちゃんに気負わせてしまっていて申し訳無さでいっぱいになる。


「翔ちゃん、本当にありがとう。私きっと小学生のころより強くなれたと思う。負けない。だから翔ちゃんもこれからは私のことなんて気にしないでいいからね。じゃあ私まだ準備が残ってるから先に戻るね!」


「……おう、頑張れよ」


「うん! 翔ちゃんも準備頑張ってね!」


 翔ちゃんの視線を背中に感じながら階段を駆け下りた。