国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜


「翔ちゃん」


 小声で話しかける。


「羽花っ! 大丈夫なのか!? しばらく様子見てたんだけどクラスで、もしかして無理矢理準備をやらされてるとかじゃ無いよな?」


 翔ちゃんは眉間にシワを寄せ心配という文字が顔に出ている。そりゃそうだろう、今までずっと一人だった私が急にクラスの輪の中に入っているのだから、翔ちゃんがおどろくのも無理は無い。


「違うの翔ちゃん。私が、自分から文化祭に参加したくてクラスの皆に勇気をだして自分の気持を伝えたの。そしたらね、女の子の友達ができたんだぁ、とっても明るくて優しい子なの、明日香さんっていう子なんだけどね」


「羽花は大丈夫なのか? ただでさえ会長とのことがあって大変だったのがやっと落ち着いてきいたのに、そもそも俺はまだそのことだってちゃんと聞いてないんだぞ」


 私の両肩に手をのせ心配そうに顔を覗き込まれる。
 

 本当私は小学生のころからずっと翔ちゃんに心配ばかりかけちゃってるな……ここはしっかりと安心してもらうためにも大丈夫とちゃんと言おう。


「翔ちゃん、私なら大丈夫。クラスでもちゃんとやっていけてるし、雷斗くんのことも、す、好きなの。だから大丈夫! いつも心配ばかりかけちゃってごめんね」


 好きと言葉に改めて出すとかなり恥ずかしい。自分で言っておきながら顔が赤くなっていくのが分かる。