国宝級美男子のお世話は甘い危険がいっぱい〜私の心臓いくつあっても足りませんっ〜

「なーにニヤニヤしてるの?」


「あ、明日香さんっ。私ニヤニヤしてましたか!?」


「すごくしてたよ〜、ニヤニヤしてたと思ったら急に真剣な顔したり、百面相になってた。なに? 会長の事でも考えてたんでしょう?」


「なっ、ち、違いますよ! 皆さんとこうして仲間に入れてもらえて幸せだなぁと噛み締めていたんですっっ」


 また楽しい学校生活が遅れるなんて思ってもみなかった。全部雷斗くんが私の側に居てくれたおかげです。


(でも雷斗くんの事を考えていたのは事実です……)


「私すごい勘違いしてたんだなぁ、中条さんのこと。てっきり一人を好んでるのかと思ってたから。もっと早く話しかけてればもっと早く友達になれてなのにね」


 明日香さんはざーんねん、と言いながら私の隣の席に腰掛けた。


(今、友達って言ってたような……)


「わ、私とお友達になってくれるのですか……?」


 え? と不思議そうな表情を見せ「当たり前じゃん!」と満面の笑みを私に向けてくれた。


「お友達……嬉しいです……」


 こんなに嬉しいことが続いても大丈夫なのだろうかと心配になるくらい幸せの気持で胸がいっぱいで溢れ出しそうになる。


「ねぇ、中条さんじゃなくて、羽花って呼んで良い?」


「は、はいっ! もちろんです!」


「よし! 羽花、文化祭まで後少し、頑張ろ〜!」
 

「はいっ!!!」


「じゃあ私衣装の続きしてくるから、後でメニューの最終確認しようね」


 ひらひらと手を振りながらミシンの場所に明日香さんは戻って行った。