まさかの、本当に貴重な岡崎先生の甘えた発言
さっきまで、あたしが辛い時期だろうから話聞いてやるって余裕そうな態度だったのに・・・
でも、真緒不足とか真緒欠乏状態とか、
あたしが足りないって、なんかちょっとエッチで恥ずかしいけど嬉しい
『わかりました。でも充電、今すぐにはちょっと・・・予定もどうしたらいいのか・・・』
「神林先生、その件に関しましては、こちらから封書を郵送致しましたので、そちらでご確認下さい。それではまた。失礼致します。」
ちょっと前までは変な鼻声で胡散臭さ満載、ついさっきは甘えたな彼なのに、いきなり、社会人の正しい電話応対モードに切り替わり、あっという間に電話を切ってしまった。
電話切るの早すぎ!やっぱりせっかち!・・でも、病院の電話だから仕方ないか・・とぶつぶつ言いながら、お昼のお弁当を食べようとスタッフルームの自分のデスクに戻ると、そこには1通の封書が届いていた。
『宛名の字体、もの凄くキレイ・・・・あれ?』
手に取った封書は名古屋南桜総合病院と印刷されている。
その下にも美文字で、【作業療法士 岡崎伊織】と書かれていて。
『これ、さっき言ってた、封書だ!!!!』
あたしは彼の美文字にうっとりするのをやめて急いで封書を開封した。
中には便箋1枚と、小さなチケットホルダーが入っていて。
先にチケットホルダーの中身を確認すると、そこには、高山→名古屋と書かれた特急指定席券、しかも日時と座席番号まで書かれたものが入っていた。
『4月30日・・・日にち指定?! というか、その日、あたしの誕生日!』
まさかの自分の誕生日に、岡崎先生の充電目的で名古屋へ行くとは思っていなくて、なんでこうなったか慌てて、同封されていた便箋を開いた。
そこに書いてあったこと
それは
【高山斐太リハビリテーション病院 リハビリテーション部
作業療法士 神林 真緒先生 御机下
平素より大変お世話になっております。
この度、急なお話で申し訳ありませんが、当院へのご来院をお願いしたく、このようなお手紙を差し上げました。
誠に申し訳ございませんが、下記の日程にてご検討して頂きますようお願い申し上げます。
日時:2022年4月30日(土曜日) 午後12時
集合場所:JR名古屋駅 中央改札口
持ち物:宿泊用品一式(歯ブラシ、歯磨きコップは当方で準備させていただいておりますのでご持参不要です。)
追伸:朝までたっぷりと充電させて頂きますので、前日はたっぷり睡眠をとって頂くことをおススメします。
名古屋南桜総合病院 リハビリテーション部
作業療法室 担当 岡崎 伊織】



