私は夏休みが終わる頃、先生が忙しくてLIMEの既読が付いていなかった事に気付いた。

そして学校が終わり、LIMEで小林先生に事情を聞くと「過労で風邪ひいた」とのことらしい。

私は小林先生から先生家の住所を聞いてから、ドラックストアへ直行し、風邪薬や、ゼリー、冷えピタなどを買い先生の家へと向かった。

先生の家に着くと、そこには築三十年程のアパートがあった。

そこの一室に小林先生が暮らす部屋があるとの事。

私は、ドキドキしつつも【ピーンポーン】と呼び鈴を鳴らした。

すると、「今行くー」とダルそうにした小林先生の声が聞こえた。

数十秒経つと、小林先生の家の扉が開き、ダルそうにした先生が迎い入れてくれた。