非常勤講師と受験生

こうして受験は終わった。

後は数か月の楽しい学校生活を残すのみ。

「あっ!そういえば、今度のクリスマスどーすんの?」

私は受験の事で頭の中は一杯一杯でクリスマスの事なんて一切忘れていた。

「そうだった!どうしようかな………」

「この際だし、小林センセーと一緒に過ごしなよ」

『おぉ、渡辺たまには良い事言うじゃん』

「えぇ!?一緒に過ごすって言ったて、どうするのよ」

「そ・れ・は!」

「それは………?」

「お家デートだよ!お家デート!」

「デっ、デートって!?無理無理無理!!!」

『お家デート、してみたいなぁ』

「先生までっ!」

だって、先生のお家に行けるんだよ!
先生の聖域(サンクチュアリ)にだよ!!!
しかも、デートって何するの!?
分からない事だらけすぎるんですけどぉ!?

「うぅぅっ………、わっ、分かりました」

『ほんとか?』

「はっ、はいぃ………」

「それじゃぁ、私は邪魔だろうからこれで失礼するね!バイチャ!」

そう言ってまゆちゃんは去って行ったのだった………。