世間にとってはおめでたい一日の始まりだからなのか、空には雲なんて物は無くただ青が広がっていた。
快晴のはずなのに私にはただただ肌寒く感じた。




学校に着いてから指定されたクラスごとの座席に着いた。
入学式が始まってからはただ淡々と先生たちがいつも通りのお決まりの祝辞を話し続ける。何か中身のない、どうでもいいことを考えている間にもう式は終わろうとしていた。




新しいクラスへ必然的に案内されて私たちは名前の順に席に着いた。