わうくんは柔らかい笑顔でへにゃりと笑って、それからゆっくり頷いた。
私の…家族のために…
その心遣いがとっても嬉しい。
……それにしても買いすぎだけど、そんなこともう、どうでもよくなってしまいました
「…ふふっ…嬉しい」
「わうくんありがとう」
今日はハロウィンだけど、わうくんにありがとうを伝える日なのかもしれない。
いつも私のことを思ってくれている、わうくんへ、ありがとうって。
洗い物が終わって、ほっとひと息ついていると、隣でお皿拭きをしてくれていたわうくんに、後ろからギュッと抱きしめられた。
「お疲れ様のぎゅーっ」
「わっ」
わうくんにぎゅっと抱きしめられて、幸せだなぁ…なんて思う。
「もこちゃん大すき」
そう言った口の端に、かぼちゃがついている。
「ふふっ…わたしも………だいすき」
そう言って口の端についていたかぼちゃを、背伸びしてぱくっと食べた。
「ん?…もこちゃん、まだお腹空いてるの?」
「……ふふ、そうかも」
ハロウィンだから、ちょっとだけイタズラしたくなってしまったのかな。
「まだかぼちゃたくさん残ってるよ」
「ふふっ…もうかぼちゃは食べられないよ」
きっと何年分かのかぼちゃを食べたから。
あんまりハロウィンデートっぽくないかもしれないけれど、私はわうくんと過ごす日々なら、なんだって嬉しい。



