しばらく、パクパクもぐもぐしていると、
「ねぇお嬢ちゃん、一緒に話さない?」
ちょっと大きめの兄ちゃんが話しかけてきた。しっかり酔っちゃって。
「はぁ、まぁいいですけど。」
どうせどっかの社長息子とかいう立場だろうし、無下には扱えないからね。
「にしてもよぉ、嬢ちゃん。よく食べるねぇ。さっきからパクパク食べてるの見てたんだよ。」
「そうですか」
「それに、エラく美人だし、俺と一緒に抜け出さねぇ?」
すっごくグイグイ来るなぁ。人が適当にあしらってるのがわかんないのかな。しかも酒くせぇし。顔近いって。
