「なっ、な!!!」
なんてことを!!!急に核ミサイル飛ばしてくるなよっ!私の心臓破裂しそうなくらいバクバク言ってる。
「あ、ありがとう。」
お世辞かなんか分かんないけど、似合ってないって言われるんじゃないかと思ってたから、すごく嬉しかった。
そんなこんなで、あっという間にホテルの前へ。
「で、でっか。」
上を見上げると、首が折れてしまうんじゃないかと思うくらいの高い建物。
「あー、俺んとこのホテル。」
どっしぇーーー!ここホテルなの!?さすが、市ヶ谷ホールディングス。金持ちって恐ろしいわっ!くわばらくわばら。
ロビーもめちゃくちゃ綺麗。例えるなら、そうね、宝塚歌劇場のエントランスみたい。
「おい、ちんたらしてんなよ。行くぞ。」
ん。そう言って腕を差し出してくる翔。あっ、つかめってことか。
翔の腕を持って大きな扉の中へ。パーティーは既に始まっていた。
