「おう、竜樹。邪魔するぞ。」
いや、何このバーのママ感溢れるオネェ様は!!お金ヒラヒラさせてそう........。
「この子誰かの!?まさか、翔ちゃんの彼女??いやー、こんな無愛想な子にも彼女ってできるのねぇ。んにしても、地味な格好ね。女子力ゼロよ!!」
地味ですみませんっ!!日本中に土下座して謝ってきます!!
「紗南だ。彼女ではねぇよ。今日のパーティーに連れて行くから、ましな格好に戻してやって。」
「戻す???訳わかんないけど、任せなさいっ!紗南、私についてらっしゃい!!」
行ってこいとでも言うように手をヒラヒラさせている翔。いいですか!私、1文無しですからね!そこちゃんと把握しておいてくださいよ!!!!
奥の部屋まで連れられる。ハンガーラックにかかった沢山のドレス、机に並べられた化粧品。今から何をされるのかは見て取れた。
