勢いに乗って帰ろうとすると、
「まぁ待てって。俺はお前に用があって呼び出したんだから。」
そうだった。怒りで我を失ってたけど、私呼び出しくらってここに居たんだわ!
仕方なしにふてぶてしくまた隣に座る。
「俺、遠回しとか苦手だから、直球に聞くけど、紗南、お前何者?」
やっぱりその事だよね。話すべき........なのかな。あまり思い出したくないし、人に言いたくも無いけど、この人なら........大丈夫........なのかな?
うん、話そう。私の........決心した日の事を。
「あれは........私が7歳の頃。私ときーちゃん。あ、浅菜希々。私の親友」
「浅菜グループのか?」
