恵理は・・・。

心療内科へ通いながらも、薬を使用することはなく過ごせている。
自分の心の病気と向き合えるようになってきた恵理。

自分の心が疲れ始めているときはそのサインに気付けるようになった。
体のために、そのあとのために、休むことは必要なことだと学んだ恵理。

会社から独立してからも、恵理は自分のキャパを越える仕事をしないようにしている。
それでも、前よりもデザインの仕事が楽しくて、全体のペースが上がっていることを宏貴も感じていた。

しっかりと週末は休む。
朝は8時くらいから。夜は7時くらいまで。
仕事をする時間も二人の中でルールを決めて守っていた。