仕事をやめたらまず最初に、恵理の父の牧場に新婚旅行へ行くことが、二人の楽しみになり、モチベーションでもあった。

「宏貴」
「ん?」
「大好き」
「ばかっ・・・突然はやめろって言ってんだろ?」
「ふふっ」
いたずらに笑う恵理。
「愛してる」
耳まで真っ赤にした宏貴がそう答える。

2人なら大丈夫。
いつも恵理の心には宏貴の力強い言葉が響いていた。