夢中でぬくもりを求めあい、のぼせる寸前まで浴室で体を重ねた二人は、体や髪を拭き乾かす間も、口づけを続ける。

服を着ないままおそろいのバスローブを着て、口づけの合間に恵理の作った料理をお互いの口に運びあう。

お腹が満たされると宏貴は恵理を寝室へ運び、ベッドでも体を重ねる。


夢中で体を重ねて、いつの間にか再び眠りにつく。




極限状態まで仕事に向き合い、無事に終えてからのこの時間が、二人が今、一番幸せと達成感を感じられる瞬間だった。