想いのままに心のままに ~結婚より仕事の30女が身ごもりました~

恵理が入っていたのは、水だ。

宏貴が湯船の中に両手を伸ばして恵理の体を抱き上げる。
その瞬間にも、両手が凍るように冷たく感じた。

その瞬間、恵理は宏貴の腕の中で意識を失った。

「恵理っ!!」

一体何時間こうしてたんだ・・・。

「恵理!恵理っ!!」
何度も何度もその名前を呼びながら、宏貴は恵理の体を強く強く抱きしめる。

氷のように冷たく、真っ白な顔をしている恵理を抱きしめながら、宏貴はあふれるものをこらえれなかった。