想いのままに心のままに ~結婚より仕事の30女が身ごもりました~

「・・うん」
真っ青な顔をしている恵理。
本当は休むように言いたい宏貴。

でも、恵理の気持ちを考えすぎて言えない。

恵理は休み休み仕事の準備をして、玄関に座り込んでいた。

具合が悪そうに頭を抱えていた恵理。
宏貴は恵理が立ち上がろうとするのを支えて、一緒に会社に向かう。

車に乗り込むと、座席を倒して少しの時間でも恵理が休めるようにする宏貴。
恵理も余裕がなく、シートベルトすら宏貴にしてもらう状態だった。

恵理のお腹に自分のスーツのジャケットをそっとかける宏貴。

常に恵理のそばにいて、恵理を支えてくれているのに、すべての行動が遠慮がちなことは恵理もわかっていた。