想いのままに心のままに ~結婚より仕事の30女が身ごもりました~

そんな宏貴が言葉にしない。

ただ優しく恵理を支えてくれるけれど、自分の考えも思いも、宏貴が全く口にしていない。



宏貴は黙ったまま、恵理の髪を撫で眠れるようにそばにいるだけで、何も言わない。

恵理はもう宏貴を見ることができなくて、布団に潜り込んだ。


愛してるもおやすみもない。

苦しい。

こんなにも苦しい。

今まで自分がしてきたことのむごさが初めて分かった瞬間だった。