もう夕方になる頃、俺たちは空が良く見えるところにいた。
煌野は座ったまま悲しそうに俺を見て尋ねる。
「…ね、布施くん、夜空は好き…?」
突然の質問に、俺は少し戸惑った。
「え、夜空??うん、好きだけど…」
「…私…夜は好きじゃない…。今まで一人ぼっちで、消えたいと思っていたから…でも、布施くんがいてくれるようになって、ずっと一緒にいたいと思って、夜はなおさら嫌いになった…」
「煌野…」
なぜ煌野はこんなに悲しそうなんだろう?
「私、解放されたかった…。だから学校に行って、“役目”を放棄していれば消えられる、って…。でもこのままじゃ、私の存在が消えちゃう…」
「そんな…こと…」
俺は訳も分からず、何も言えずに煌野の話を聞いていた。
「布施くん、前に私に言ってくれたよね…?私のこと忘れたりしない、見つける、って…すごく嬉しかった…」
煌野の目からは大粒の涙が流れ落ちる。
俺はすぐそばに寄り添った。
煌野は座ったまま悲しそうに俺を見て尋ねる。
「…ね、布施くん、夜空は好き…?」
突然の質問に、俺は少し戸惑った。
「え、夜空??うん、好きだけど…」
「…私…夜は好きじゃない…。今まで一人ぼっちで、消えたいと思っていたから…でも、布施くんがいてくれるようになって、ずっと一緒にいたいと思って、夜はなおさら嫌いになった…」
「煌野…」
なぜ煌野はこんなに悲しそうなんだろう?
「私、解放されたかった…。だから学校に行って、“役目”を放棄していれば消えられる、って…。でもこのままじゃ、私の存在が消えちゃう…」
「そんな…こと…」
俺は訳も分からず、何も言えずに煌野の話を聞いていた。
「布施くん、前に私に言ってくれたよね…?私のこと忘れたりしない、見つける、って…すごく嬉しかった…」
煌野の目からは大粒の涙が流れ落ちる。
俺はすぐそばに寄り添った。



