大人になる方法

「んっ…あっ……」

?)「…ここ好きだよね」

「……うっ…るさ…ぃ…」

?)「ちゃんと言って?どうして欲しいのか」

「……、」

?)「…ん?聞こえないよ?…やめる?」

「…ダメっ、もっと…、」

?)「もっと、何?」

「………ここ、触って…?」

?)「…かわいい」








「暑い、腕にまとわりつかないで」

「ひど、絶対離れない。」

「…凌(りょう)って賢者タイムないの?」

「んー、」

「イったふりしてる?」

「まさか笑笑 ちゃんと気持ち良かったよ?」

「…なら、いいけど」




凌は恋人じゃない。


大切な友達で、セフレ。


前の高校で出会って、友達になって
なんとなくsexをした。

きっかけは、ただの偶然、タイミング。


私は誰にでも股を開くわけじゃないし
凌も穴があればいいというわけではないらしい。


初めてした日から変わったことは
sexをするかしないかだけ。




「ねぇ、凌。私、あの子達に会ったの。」

「あの子達?」

「中学の頃の…」

「……え」


凌は何も言わずに抱きしめてくれた。

さっきよりも、ずっと強く、キツく。

そして気付かないふりをしてくれた。

私が震えていること、涙を流していることに。