優しく残忍な人。

それから藤堂さんは

何かを思いついたよう。

「んんー、あ!

見つからないよう俺の部屋でもいい?」

「もちろんです!」

そう答えたけれど

殿方の部屋に入るなんて

父の部屋以外なかった。

「し、失礼します」

緊張をしてしまうわ。

藤堂さんは気にしてないのに。

「お、来たか」

「原田さん!」