「どうぞ」

「これはお千代さんが

作ったんですか?」

「いいえ、父が。

店が壊されたと知って

気力だけで昨日治してしまいました」

昨日はお店に立っているのが

やっとだったのに

今日は起きてから

いつものように働き出していた。

「そうですか、

美味しい金平糖が

食べれて良かったです。」