優しく残忍な人。

総司黙った。

雨が降り続ける。

雨が強くなった頃、

総司は口を開いた。

「私は人を斬りたくない·····。」

私だって別に

斬りたくて斬った訳では無い。

「近藤さんが斬れと言ってもか?」

最近は京に行く話をしていた。

少なからず京に行けば

斬らねばならないだろう。

「私には·····。」

総司の目から涙がこぼれた。