「ここに金平糖を置いておくか?」

一さんは縁側を見て仰った。

「良いのですか?」

「喜ぶだろう。」

そして続けて言った。

「千代。

総司の話をしても良いのだぞ。」

ずっと悩んでた。

お話をすることで

一さんが傷ついてしまうのではないかと。

「良いのですか·····?」

「総司は私の大切な友人だ。

悪いことなど何も無い。」