優しく残忍な人。

私は不安を抱えながら

新撰組の屯所へ向かった。

「何の用だ?」

新入りの方であろう人が

私に聞いてきた。

「原田左之助さんは

いらっしゃいますか?」

「お前のような女が来るとは

聞いていない。」

相手にしてくれなかった。

他の方の名前を出しても

きっと同じだろう。

「どうすれば

中に入れていただけますか?」