優しく残忍な人。

「さ、斉藤さん!

どこに行かれるのですか?」

走り出したものの

総司さんはお仕事中。

総司さんは巡回しているから

場所は分からないはず。

「総司の所だ。」

まだ斉藤さんは手を握ってる。

だけれど何故かその手を

振り払うことは出来なかった。

━━━ザッ━━━

「ここは…」

壬生寺だ。

私は息を整えた。