優しく残忍な人。

「怖かったでしょう?」

私を壊れていない椅子に

座らせ殿方は屈んで

私の顔を見上げた。

下から見られてしまったら

涙が目に溜まっているのが

わかってしまう。

「·····今日は私が

父から大切なお店を

預かっています。

だから人も、お店も、

守って当然です。」

力を振り絞り私は言った。

自然に笑えてるといいのだけど。