すぐさま頭に過ぎった。

恐る恐る手紙を開く。

「…山南さん」

そこには丁寧に

今日泊まる場所まで書かれていた。

「土方さん開けますよ。」

土方さんの部屋に行くと

珍しく近藤さんもいた。

「お前は何回言ったら…!」

「山南さんが脱走しました。」

「····お前が行け。」

私は準備をして出た。

追っては私だけ。