優しく残忍な人。

5月。

青い空が綺麗な日。

私は今日も新選組のいる

前川邸に向かっている。

10日に1度、総司さんに会える日。

私は浮かれて前を見ていなかった。

ドンッ

誰かにぶつかってしまった。

「すみませんっ」

「しっ」

私は口に手を当てられた。

顔を見るとそこにいたのは

平助さんだった。