優しく残忍な人。

それからは

変わらぬ日々が過ぎていった。

20日ほど経ち、

もうお店を閉めようとした頃、

またあの人はやってきた。

「もう閉まってしまいましたか?」

残念そうな顔をしてそう言った。

「少し早いのですが

今日は父が体調を崩してしまって·····」

私の家は姉が2人、

そして三女の私しかいない。

姉2人はとっくに嫁いでいて

父は養子を貰わなかったので

私が婿を取らなければならない。