お気に入りのカフェで、律さんはアールグレイのミルクティーを、私はジャスミンティーといちごがたくさん乗ったパフェを選んで、たくさんお喋りをしながら、律さんといちごパフェをシェアする。

何気ない、私と律さんの休日。

テーブルを挟んで、向い合わせで笑い合う。

お砂糖やスプーンを渡すために、たまに触れる指先が嬉しくて。

今朝も、ベッドで抱き合ったのに。

こうしてちいさなことがシアワセに思えるのは、いっしょにいてくれる相手が、律さんだから。

目の前の律さんを見つめたら、

…ん?

少し眉を上げて、穏やかな表情で律さんも私を見つめてくれた。

思わず感情が溢れて恥ずかしくて、

ふふふ。

含むように笑った。

「ん?まぁた、あなたは。どうしたの?」

甘い声が、ふたりの空間に響いた。