暫く走らせていつの間にか家に帰ってきた。
玄関に入るなり私は疲れて倒れ込むように眠りについた。
朝目を覚ますと知らない内に自分の部屋のベットの上にいた。
記憶にないけれど多分お兄ちゃんが連れて来てくれたんだろうなと思った。
ちょっと今日はなんか怠いな
昨日はしゃぎ過ぎて風邪ひいたのかな?
今日部活休みでよかった…
監督休むと機嫌悪くなるからな…
私は前風邪で休んで次の日雑用ばっかでボールにも触らせてもらえなかったから…
今日はゆっくり休もう…
そう思い眠りにつこうとしたら携帯が鳴った。
山口真衣「今暇?」
真衣からの電話だった。
相川みつる「どうした?」
山口真衣「買い物付き合って貰おうと思ったんだけど…寝起き?」
相川みつる「ごめん…なんか今日風邪っぽくて」
そう言うと真衣は心配そうにしていた。
山口真衣「まっ今日はゆっくり休め?明日学校で待ってるから」
おやすみと言われ私はようやく眠りについた。
どれくらい時間が経ったのだろうか?
起きるともう外は暗かった。
トイレに行こうと思い階段を降りたらママとパパがリビングの方で珍しく喧嘩をしていた。
私が部屋から降りて来たのも気付かず
でも離婚と言う文字が聞こえてきてトイレにも行かず真っ先にリビングの扉を開けた。
相川みつる「離婚しないで」
咄嗟に出た言葉だった。
こんな親だけどやっぱり2人一緒じゃなきゃ嫌だから。
