暫くして玄関の開く音がして目が覚めた。
携帯の時計を見ると昼過ぎに帰って来たのにもう夜中の12時を回っていた。
相川みつる「やばっ」
つい声に出てしまった。
私は眠りまなこを擦り部屋から出て階段を降りる。
相川幸次郎「よぉ、起こしちまったか?」
さっきの玄関の音はお兄ちゃんが帰ってきたからだ。
相川みつる「んっ大丈夫」
相川幸次郎「あっ、今日そういや試合だったろ?どうだった?」
私は首を横に振る。
暫く沈黙が続いて食べ物ないか探そうとしたらお兄ちゃんが話し始めた。
相川幸次郎「んーじゃあさちょっとドライブ付き合ってくんね?」
私は返事を一つ返事で返す。
相川みつる「じゃ着替えてくるから待ってて」
家で私の私って思ってくれているのはお兄ちゃんだけだ
急いで階段を駆け登る。
部屋でジャージに着替えまたすぐお兄ちゃんがいる玄関に向かった。
相川みつる「おまたせ」
一言だけ言い私達兄弟は家からでた。
