ふぅ~…


私は心の中で深くため息をついた。



よしっ!


「行ってくるっ!」



私は加奈にガッツポーズを向けて、

悟史くんの元へ向かった。





「悟史くんっ!」


「ん?」


うぅっ…緊張しすぎて胃があぁ…




「何?どうしたの?」


優しく笑った笑顔に心臓が大きく反応する。


「あっあのっ!」

「なに?」


「言いたいことあるんだけど…いいかな?」


「あぁ、別にいいけど。」



私の心臓は緊張でおかしくなりそうだった。


「なーに?どうしたのっ?」


そう言って悟史くんは、私の顔を覗き込んできた。


えぇえええぇええー!!?

かっかっかっ顔が近いよっ!!!!!!



私は一気に顔が火照ってきた。


「す…す…す…」


「す…?ははっ!どうしたの?」



私はすぐに言葉が出ない…。