「だって〜何て言ってたら、世の中通用しないよ？茉莉は茉莉なんだよ？どうしてそのまま突っ走らないかなぁ？」
「だ…って、私なんて無理に決まってるじゃんっ！」
「まだわかんないでしょ〜！何で最初からそう諦めるかなぁ〜？」
「加奈はいいよ…、可愛いし、スタイルいいし、モテるし…私なんてモテなくてキモくて、やばいもんっ！」
「物好きって居るもんよ？」
「あー！ひっど〜いっ！」
「あははっ！冗談だって！」
私たちはいつもこんな感じに会話をしている。
私は意外とこういう時間が好き。
加奈とは一緒に居れるし、加奈にはいつも答えをもらえる。
ありがとね…加奈。
本当助かる。
私の好きな人は、七倉悟史(さとし)くん。
かなりかっこよくて、一目惚れ♪
私は初めて一目惚れをしたんだ。
だからこそ、この恋に賭けたかった。
でも、悟史くんはモテるから、いつも女子と居る。
私は自信が無かった。
私なんかが悟史くんに声を掛けちゃいけないんだよ…。
ある日…落ち込んでしまう徹底的なものを見てしまった…。
