目を開けると天井。それも、シーリングファンライト。 屋上の天井にこんなもの、あっただろうか。 いや、違う。部屋だ。ここは小部屋になっているんだ。 おかしい。入口なんかなかったのに。でも私は、確かに部屋の中にいる。 西洋風の部屋。ガラステーブルやソファー、冷蔵庫もある。壁には本棚が並び、奥には立派な机がある。 「ここ、どこだろう……」 「ここ?」と声がした。後ろを振り返ると、部屋の入り口に一人の女子生徒。ああ、知ってる。 「賀来(かく)さん。どうしてここにいるの?」