いたのだ、私のクラスにはもう一人、女子が。 それがこの目の前でうなだれている女子。 桜田櫻(さくらださくら)。その人である。 「ご、ごめん! 桜田さん。いや、忘れてたとかじゃなくて、その、私、クラス替えしてから結構いろいろと、アレだったから……」 「ごめんで済んだら警察はいらないわよ!」と桜田櫻が半泣きで、よくある返しをした。 「いいこと!? こうなったら今日の体育の授業は、絶対にわたくしとペアになりなさい! よろしくて!?」 「……はい」 そう答えるしかなかった。私が100%悪い。