「おーい、何してんの?」と青山碧が私の背中をトンッと叩いた。 「もうチャイム鳴るよ?」 「あ、うん。でも、あれ……」 と私はへたり込んだ女を指さした。 「なんだ、櫻ちゃんじゃない」 櫻……ちゃん? 「誰? それ」 「あんた、それ、マジで言ってんの?」と青山碧が恐ろしいものを見るような目で見てきた。 「同じクラスなのに……あんた、それはさすがに引くわ」 「え?」 同じクラス? でも、私のクラスは全20人で、そのうちの男子は17人。全員元カレで、残る女子は……。 「あっ!」 思い出した。