朝、教室に入ると、青山碧が私の席に座っていた。 「さて、和泉ちゃん」と青山碧は私のことを「和泉ちゃん」と呼んだ。キモい。 「今日は何の日か知っているかな? んー?」 「伊達巻の日だっけ?」 「またまたー! わかってるくせにー!」 と青山碧が私の背中をポンポンと叩いて言った。ウザい。