「そうだよね、ごめんね?」 と、また謝っておく。 「いや、だから。謝らなくていいって言ってんじゃん」 と、高橋隆人。 「いや、なんか怒ってるかなって思って」 と、私。 「は? 別に怒ってないし。そもそも怒ってるって言った?」 と、高橋隆人。 お分かりいただけたのではないだろうか。 そう、高橋隆人は、自分を正当化するのに一生懸命男なのだ。