屋上に連れてきて、すべてを話した後、私はまた泣けてきて、慌てて制服の袖で顔を隠した。
「ほおん、そういうことか。でもなんでお前が泣くんだよ」
「そんなの知らないよ! 勝手に出てくるんだもん……」
「まあどうでもいいけど、お前は一体どうしたいんだ?」
「わかんない……何とかしたいというか、何かできることがあればいいんだけど……でも、秋澤くんはそんなこと、求めてないと思うし……」
「なら自己満で動けばいいんじゃねえの?」と言って、高橋隆人は私にハンカチを渡した。
「別に秋澤のためとか思わないで、お前がしたいようにすればいいんじゃね?」
私は思った。「それがわからないから困っているんだ」と。
でも、人から改めて言われると、やっぱり間違ってなかったんだって再確認はできた。
私がしたいように。私が今、したいことって一体なんだろう。
したいこと、したいこと、したいこと……。
「あ、私、走りたい!」
「はあ?」



