「で、なんでお前もいるんだって聞いてんだよ」


と高橋隆人が柊主人公に詰め寄った。


「あ、なんだお前もいたのか。よっ」


「『よっ』じゃねーよ! 今すぐ俺の目の前から消えろ!」


「お嬢、こいつやっちゃっていいっすか?」


「お好きにどうぞ」


と私は呆れ気味に答えて、ガゼボのベンチに座った。


ちなみにこの二人には何か因縁があるらしく、すこぶる仲が悪い。


重松茂×当枝冬馬とはわけが違う。


ほんと、元カレ同士でもいろいろあるのだろう。