スクリーンに浮かび上がったのは、映画だった。 それも自主制作映画で、若い男女が、夜の海で別れ話をする話だった。 男の顔がドアップで映し出された時、私はその男が三島志麻であることに気づいた。 『あなたが別れないなら、私は死ぬ』 『死なせない』 『あなたは私と一緒には、なれない』 『それでも、そばにいる』 『あなたは……どうしてそんなにまで……』 『キミがこんなにまで……だからだよ』