私は怒って家へ帰った。

「響、ただいまは?」

「…」

お母さんの事を無視して部屋にこもった私。

「ねぇ響、学校で何かあった?」

「別に…」

「家族だったら何でも話せるんじゃなかったの?」

私は夕食の時、お母さんに相談した。

「お母さんはさ、高校の時に男子に可愛いって言われた事ある?」

「1回はね」

「私ね、今日久しぶりにメガネしていったら転校生の後輩にメガネしてない方が可愛かった的な事を言われたの」

「私はどっちの響も可愛いと思うけどなぁ…」

「それは私がお母さんの子供だからでしょ」