お嬢と恋

それから何ヶ月かたって私たちは行きたい高校が決まった。

でもそこの高校は偏差値が高く、私は行けるか分からなかった。




「もし、私が高校に受からなくても玲は気にせず高校に行ってもいいからね」



「俺言いましたよね。お嬢と一緒の高校にしか行かないって」





そんな事言ってたな…




「お嬢が例え高校に行けないと思ったとして、行かないと選択したら俺も行きませんので」








玲…!! ん?ちょっと待ってそれって遠回しに行けないって言ってる!?








「例えなので、」





「本当に…?」





「本当です」


絶対嘘だ…玲は笑わないように見えて、人を貶す時には特に笑う。





「悪魔だ…」