「……」
僕は、耳を塞ぐとその場にしゃがみ込んだ。涙が、止まらない。
……怖い、誰か……助けて……。
気分が落ち込むし、胸は苦しい。周りの声なんて、何も聞こえない。
「……っ!?」
急に誰かに肩を掴まれて、僕は顔を上げる。悠は、心配そうに僕を見ていた。
「……」
悠は何かを言ってるけど、僕には何も聞こえない。僕の近くには、黒いモヤを纏った何かがいる。
それを見た2人の男性と女性は、戦闘体制になった。女性は楽器がモチーフになった武器を構えて、男性の目の前にはいくつかのボタンが現れる。
男性は、上から降ってきたノーツに合わせてボタンを押した。まるで音ゲーをしているのを見ているみたいだ。
「……」
男性が音ゲーをしている間、女性は黒いモヤを纏った何かが放つ黒い音符を武器で弾いてく。
男性は何があったのかは分からないけど、急に吹き飛んだ。よそ見をした女性も、吹き飛ぶ。
「……」
何も聞こえないけど、見てて分かったのは黒いモヤを纏ったあいつは、人間に害を与えるものだってこと。
頭に響くこの音楽も、もしかしたら……あいつのせいなのかもしれない。
……でも、良く聴いてるとこの曲……静かでかっこよくて……それでいて、切なくなって……不快な音が入っているとはいえ、僕……この曲結構好きかも。
僕は、耳を塞ぐとその場にしゃがみ込んだ。涙が、止まらない。
……怖い、誰か……助けて……。
気分が落ち込むし、胸は苦しい。周りの声なんて、何も聞こえない。
「……っ!?」
急に誰かに肩を掴まれて、僕は顔を上げる。悠は、心配そうに僕を見ていた。
「……」
悠は何かを言ってるけど、僕には何も聞こえない。僕の近くには、黒いモヤを纏った何かがいる。
それを見た2人の男性と女性は、戦闘体制になった。女性は楽器がモチーフになった武器を構えて、男性の目の前にはいくつかのボタンが現れる。
男性は、上から降ってきたノーツに合わせてボタンを押した。まるで音ゲーをしているのを見ているみたいだ。
「……」
男性が音ゲーをしている間、女性は黒いモヤを纏った何かが放つ黒い音符を武器で弾いてく。
男性は何があったのかは分からないけど、急に吹き飛んだ。よそ見をした女性も、吹き飛ぶ。
「……」
何も聞こえないけど、見てて分かったのは黒いモヤを纏ったあいつは、人間に害を与えるものだってこと。
頭に響くこの音楽も、もしかしたら……あいつのせいなのかもしれない。
……でも、良く聴いてるとこの曲……静かでかっこよくて……それでいて、切なくなって……不快な音が入っているとはいえ、僕……この曲結構好きかも。



