2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」

子供っぽいだけでなく…失礼な男だ。

心亜ちゃんが私に〝ごめん〟とばかりに胸の前で小さく指を合わせる。

何となく状況を察して…

「心亜ちゃんのお知り合いですか?」

「この間の…花火でちょっと。
うわぁーーーーでも神っ。お姉さんも可愛いしマジで飲もっ、飲み直そ。」

「あ…の、でも…すみません。連れがいるんで。」

肩に首が付くか付かないかくらいに、うなだれて断りのポーズを取る。

「連れ…?そんなのいいじゃん。仕事関係なら尚更、つまんないでしょ。
お開きの後でいいからさっ飲み直そうよ。」

彼がズイっと私の方に身体を向けて…上から覗き込むように視線を這わせてきたその時…

「そっ。そのつまんない連れなんだけど…
俺の彼女に何か用?」

あっ。この声…

めちゃくちゃ威圧なセリフを放っておきながら…やっぱりその声は囁くように甘くて…心地良くて…

けれど…今回は

何か用?のあたりで力強く凄んでいるように感じた。

流青君っ!!